歯周病への第一歩? 子どもに多い歯肉炎の症状と対策

歯周病への第一歩? 子どもに多い歯肉炎の症状と対策

  歯周病はよく耳にする言葉です。 大人でもなりやすく、予防を心がけたいものという認識が世間一般に広まっています。 では歯肉炎はご存知でしょうか。広い意味で歯周病の初歩的なもので、歯周病に関する病気です。 実はこの歯肉炎は子どもになりやすいのです。 放っておくとさらに悪化して大人になってからの歯周病を患う原因にもなります。 親が気を付けたい子どもの歯肉炎についての症状や対策についてのご紹介です。

 

歯肉炎とは

細菌のもととなる歯垢が原因となり、歯肉が炎症を引き起こす症状です。 ひどい痛みはないので気づきにくいことが挙げられます。 具体的な症状としては歯肉の縁の部分が赤味を帯びて腫れてくるというものです。 歯肉に締まりがなくなり、たるみが出てきます。 さらには歯磨きの際に出血があります。 歯肉そのものが刺激に弱くなり、腫れた部分は特にもろくなっているのです。

子どもがなりやすい歯肉炎

■萌出(ほうしゅつ)性歯肉炎 永久歯に生え変わるときになる歯肉炎です。 奥歯の後ろの部分に痛みや腫れが見られます。 歯が生え変わるに従って治まってきます。 ■不潔性歯肉炎 歯みがきが疎かになった部分に歯垢が溜まり、歯肉の腫れや赤味、出血を伴うものです。 また口呼吸がもとで口内が渇き、唾液が少なくなると細菌が繁殖します。 それが歯肉に付着することも症状を悪化させる原因です。 他にも10代で引き起こす歯肉炎もあります。

予防や対策

■ブラッシングをしっかりやる まずは毎日の歯磨きをしっかり行うことです。 歯と歯肉の境目に歯ブラシの毛先を当てて、細かく振動させて歯肉炎のもととなる歯垢を除去していきます。 歯ブラシを強く擦り着けるというよりは毛先で掻き出し、汚れを浮かせていく感覚です。 歯磨きの際に歯肉から出血があるときでも歯磨きを止めず、歯垢を落とすことを優先します。 しっかり歯磨きをして細菌がない状態を維持できれば出血は治まってきます。 ■歯医者さんでの治療 予防策としてはPMCT(微生物からできる構造体の除去)とフッ素塗布が有効です。フッ素塗布は酸で歯が溶けるのを防ぐ働きがあります。 虫歯予防にもなり、細菌の繁殖も抑えられます。 症状がひどくなれば投薬での処置、歯並びの悪さから起因するものであれば矯正治療というのも治す手段です。 歯周病への第一歩? 子どもに多い歯肉炎の症状と対策 子どもをもつ親は歯肉炎にならないようにしっかりケアするよう心がけましょう。 乳歯のうちから虫歯予防をはじめ、歯周ケアを習慣付けしておけば成長して大人になっても自分の歯を大事にするようになるでしょう。