インプラントが揺れる? 動く? その原因と対処法

インプラントが揺れる? 動く? その原因と対処法

      インプラントを施術された方のなかには、ごくたまに施術後にインプラントが揺れたり動いたりしてしまうという症状が現れることがあります。放っておくと、最悪の場合抜けてしまう恐れもあるため注意が必要です。 ここでは、インプラントが不安定になる原因と対処法をご紹介します。

     

インプラントには「100%絶対!」はない

インプラント治療は、むし歯や歯周病、けがなどによって失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込むことで、元の状態に近づける治療法です。 しかし、骨の状態が悪かったり、施術後に細菌に感染してしまうことでインプラントは成功しない場合もあります。 では、インプラント施術後に人工歯が揺れ動いたり抜けてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

インプラントが揺れ動く? 原因は?

インプラントが揺れ動く? 原因は?

原因1:インプラントの上部(人工歯)が緩んでいる 正確には人工歯を付けているネジが緩んできていることが考えられます。 インプラントはかぶせ物とインプラントをネジでつないでいます。 このネジが緩むことで人工歯が揺れるというケースがあります。

<対処方法> ネジのゆるみによって人工歯が揺れている場合、噛み合わせに問題がなければそのままの状態で良いというわけではありません。 この緩みが原因でネジが折れてしまうことも考えられます。 ですので、揺れが気になるという場合は、担当医に早めに相談してネジの増し締めをして貰うか、人工歯を新しいものに交換してもらいましょう。

原因2:インプラント周辺が炎症を起こしている インプラント周辺が腫れたり、炎症が起きた状態をインプラント周囲炎と呼びます。 その状態が長く続くことでインプラントが揺れるようになり、抜けることがあります。 インプラントの周りは天然歯の周りの組織よりも栄養血管が少なく、炎症に弱いという性質があるため注意が必要です。 インプラント周囲炎が起こるとインプラントを支える骨の破壊が進みやすいので早急な対処が必要です。

<対処方法> インプラント周囲炎は毎日のブラッシングや定期的に検診を受けて予防ことが重要です。 またインプラント周囲炎の症状には、「インプラントの周りが赤くなる」「歯茎の腫れや出血」「歯茎の痩せ(退縮)」などがあります。 これらの症状があらわれたら歯科医に相談しましょう。 もし、インプラントが抜けてしまった場合は、骨が残っている状態であれば再びインプラントを埋め込むことも可能です。

原因3:人工歯が受ける周りの歯の影響 インプラントの周りの天然歯は時間が経過するにつれ、すり減ったり動いたりしています。 ですが、直接骨とつながっているインプラントの歯は動くことがありません。 このため、噛み合わせの変化に対応できず人工歯が欠けてしまったり外れてしまうことがあります。 歯ぎしりや食いしばりを習慣的に行ってしまう方は要注意です。

<対処方法> 人工歯は、多少の欠けであれば調整することができますし、取れてしまっても付けなおすことができます。 付けなおす際は、周りの変化に合わせた形にするため同じようなことが起こる心配はないでしょう。 睡眠中の歯ぎしり食いしばりが癖の人はマウスピースを使って対策をとります。

インプラント施術後は定期検診をうけて、歯ぎしりや食いしばりをしていないか、 歯茎周辺に炎症がないかをチェックをしてもらうことが重要です。 施術が終わっただけではまだ安心できないということを心がけましょう。