赤ちゃんの「おしゃぶり」が歯並びを悪くするってホント?

赤ちゃんの「おしゃぶり」が歯並びを悪くするってホント?

  赤ちゃんにとって欠かせない「おしゃぶり」や「指しゃぶり」。 おしゃぶりをする姿は見ていてかわいいものです。 また、おしゃぶりをしている間、赤ちゃんはおとなしくしてくれるので親としては助かるのですが、実はおしゃぶりは歯並びに影響を与えるということをご存知でしょうか。 今回はおしゃぶりと歯並びの関係をご紹介します。

   

赤ちゃんはなぜおしゃぶりをするの?

まず、そもそも赤ちゃんはなぜおしゃぶりをするのでしょうか。 赤ちゃんがおしゃぶりや指しゃぶりをするのは、唇に触れたものを反射的に吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」という原始反射によります。 0~2歳ぐらいまでの赤ちゃんには吸啜反射が備わっているため、本能的におしゃぶりもしくは指しゃぶりを求めます。

また、おしゃぶりや指しゃぶりには精神的な安心感を得られる効果があり、リラックスしたい時や不安に感じている時におしゃぶりをしやすくなるようです。 安心感を目的としたおしゃぶりや指しゃぶりの場合、人によっては年齢を重ねても残ることがあり、中には大人になっても指しゃぶりの癖が抜けないというケースも見られます。

おしゃぶりで歯並びが悪くなる?

おしゃぶりを長く続けていると、歯並びに影響を与えることがあります。 具体的には、以下のような症状につながる可能性が考えられます。 ・上の歯と下の歯の間に不自然な隙間ができる(開咬)。 ・前歯が前に突き出て、出っ歯(上顎前突)になる ・奥歯の噛み合わせがズレる(交叉咬合)。 など このほかにも、おしゃぶりを過度にし続けると耳と鼻をつなぐ「耳管」に影響が生じ中耳炎の原因となったり、口がふさがれることで言語能力の発達に支障をきたしたりといったケースもあります。

おしゃぶりは何歳くらいでやめさせればいい?

おしゃぶりは何歳くらいでやめさせればいい?

歯並びに影響を与える可能性があるとは言え、0~1歳程度の赤ちゃんはおしゃぶりをするのが自然です。 無理にやめさせる必要はありません。 1歳半頃からおしゃぶりの常時着用を辞め、2歳半ごろを目安に完全に卒業させるようにするのと良いでしょう。 その後の指しゃぶりの癖については、遅くても6歳頃までになくすようにするのが目安です。 6歳頃になると前歯が永久歯に生え変わります。 この時期に指しゃぶりの癖があると、 前歯の永久歯がズレて将来の歯並びに影響する可能性があります。

おしゃぶりのやめさせ方

赤ちゃんのおしゃぶりを急に取り上げると、赤ちゃんがストレスを感じて別の問題に発展してしまう可能性があります。 注意を引く別のおもちゃなどを与え、少しずつおしゃぶりを与える機会を減らし、おしゃぶりを卒業させてあげてください。 その後に指しゃぶりが続く場合も、「指しゃぶりはダメ!」と無理矢理に指しゃぶりをやめさせるのではなく、「指しゃぶりは恥ずかしいことだよ」と丁寧に説明して、徐々にやめるよう促してあげてください。