知覚過敏と虫歯は違いとは? 知っておきたい2つの症状の特徴

知覚過敏と虫歯は違いとは? 知っておきたい2つの症状の特徴

    冷たいものを食べたり飲んだりしたときに歯がしみるという経験がある人は多いのではないでしょうか。冷たいものが口に入って歯に痛みが生じたとき、考えられる原因は「知覚過敏」と「虫歯」の2つです。これらはどのような違いがあるのでしょうか? ここでは知覚過敏と虫歯の症状の違いと、セルフチェックのポイントをご紹介します。

       

知覚過敏の症状と原因

知覚過敏の痛みは、歯の表面にあるエナメル質がなんらかの原因によって剥がれて、その下にあった象牙質がむき出しになってしまうことで起こります。 歯の上の部分のエナメル質が剥がれた場合は痛みが生じないことがあります。これは、知覚過敏は歯肉に近い部分のエナメル質が剥がれて、神経に刺激が伝わることで痛みが生じるからです。 また、エナメル質は無事でも歯肉が下がることで象牙質が表面にあらわれ、知覚過敏になることがあります。

知覚過敏と虫歯の違いは?

知覚過敏であらわれる、冷たいものを食べたり歯磨きのブラッシングで歯が痛むという症状は、虫歯でも起こります。しかし虫歯の場合、これらの症状は初期段階にあらわれます。また歯が痛む時間は短く、すぐに治まるというのも特徴です。 虫歯は症状が進むと、冷たいものを口に入れるなどのきっかけがなくても、慢性的に痛むようになります。時間が経つほど痛みが増すのも虫歯の特徴です。 一方で知覚過敏の症状が進むと、熱いものでもしみるようになります。知覚過敏の場合、痛みの度合いは一定で変化することはあまりありません。

知覚過敏かも? セルフチェックのポイント

知覚過敏なのか虫歯なのか、食べ物で痛みを感じるようになったら気になるものです。 冷たいもの・熱いものでしみるようになったら、次の項目で当てはまるものにチェックしてみましょう。 1.歯磨きのとき歯ブラシの毛先が当たるとしみる 2.歯肉が下がっては歯根が出てきている 3.甘味・酸味でも歯がしみる 4.食べたり飲んだりしたときに生じる痛みは10秒程度で治まる 5.歯ぎしりのクセがある 6.冷たい風にあたっただけでも歯がしみるときがある 7.痛みを慢性的・持続的に感じる 8.叩くと響くように痛い どの項目が当てはまるでしょうか? 1~6は知覚過敏の特徴です。ひとつでも当てはまったら知覚過敏の疑いがあります。しかし、7と8は虫歯の特徴で、これらが当てはまった場合は虫歯であるか、虫歯も併発している可能性があります。 このチェック項目は簡単なもので必ず当てはまるものではありません。

知覚過敏と虫歯は違いとは? 知っておきたい2つの症状の特徴

食事は毎日とるものですし、歯は一生使う大切な体の一部です。 痛みを放っておくと、歯が抜けたり周りの歯にまで影響してしまう恐れがあります。 また知覚過敏の症状に当てはまっても、簡単に断定することはできません。自己の判断で「知覚過敏だろう」と思い込まず、歯科医の診断を受けることが大切です。