歯が生えてこない? 埋伏歯(まいふくし)の治療法

歯が生えてこない? 埋伏歯(まいふくし)の治療法

    お子様の乳歯がなかなか生え変わらない、永久歯が生えてこないなど、生えてくるべき歯が生えてこないことでお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは埋伏歯の可能性があります。埋伏歯には抜歯をしなければならないものもありますので、きちんと把握しておく必要があります。 ここでは、埋伏歯の概要とその治療法について紹介します。

       

埋伏歯とは

生えてくるはずの時期になっても、歯茎の中に埋まったまま生えてこえない歯のことを「埋伏歯」と言います。乳歯が生え変わらないのも埋伏歯に起因することが多いと言われており、特に上の犬歯は埋伏歯になることが多い傾向です。現代では2パーセントの人が犬歯の埋伏歯を持っていると言われています。 埋伏歯は歯茎の中で起こるので、発見するにはレントゲン撮影をする必要があります。歯が埋伏する原因は、歯胚(歯の種)の位置が異常、顎が狭い、過剰歯などが代表的です。 隣の歯の根を吸収したり、歯並びが悪くなったり、出っ歯・受け口などの原因になりますので、歯医者さんに適切な処置をしてもらいましょう。

埋伏歯の治療法

埋伏歯の治療の手順を紹介します。 1.レントゲン撮影 歯が生えてこない場合は、レントゲンで撮影して埋伏している歯がないか確認します。 2.乳歯を抜く 乳歯が邪魔をして永久歯が生えてこない可能性があります。その場合は乳歯を取り払わなければいけません。乳歯を抜いてから(乳歯がない場合は埋伏歯の存在を確認してから)、永久歯が生えてこないか、しばらくの期間様子を見ます。 3.歯茎を切り永久歯の頭を出す 様子を見ても永久歯が生えてこないときは、歯茎を切開し埋伏している永久歯の頭を出します。外傷などを受けて乳歯が早いうちに抜けていると、歯茎が硬くなってしまい、永久歯が歯茎を突き抜けられないことがあるのです。 4.矯正をする 歯茎を切ってあげても永久歯が出てこないときは、歯があごの骨にうずまっている可能性があります。その場合は矯正を使って歯を引き出します。 ここまでは、埋伏歯の抜歯を必要としない場合の治療法です。 しかし埋伏歯の治療には、抜歯をしなければ治らないものもあります。 抜歯が必要な埋伏歯の種類を見てみましょう。 ・埋伏過剰歯 歯の数が正常な数よりも多く生えている歯のことを「過剰歯」と言います。歯胚が何かの原因であごの骨の中で余分に作られたり二つに分裂することで過剰歯になります。 過剰に生えた歯がこれから生えようとしている永久歯の邪魔をすることで、その歯が埋伏してしまうのです。 ・水平埋伏歯(親知らず) 横向きで生えてきて、歯ぐきから出てこれない歯のことを、水平埋伏歯と言います。親知らずと言うとわかりやすいでしょうか。親知らずは手前の歯や骨を溶かし、その歯の寿命を縮めてしまいます。 上記のタイプの埋伏歯は抜歯治療を受ける必要があります。

歯が生えてこない? 埋伏歯(まいふくし)の治療法

埋伏歯は顔の見た目や噛み合わせに大きく影響し、人によっては生活に支障をきたす可能性のあるものです。抜かずに様子を見ながら生えてくるのを待つべきものや、できるだけ早く抜いたほうがいいものもあり、自分だけで判断することはできません。気になることがある場合は、お近くの歯科医に相談しましょう。