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「虫歯を除去した後、何で詰めますか?」
歯医者さんでこう聞かれて、迷ってしまった経験はありませんか?
一昔前までは「保険なら銀歯、自費なら白」という単純な選択肢でしたが、
現代の歯科医療では、素材によって「歯の寿命」そのものが大きく左右されることが分かっています。
見た目が気になるのはもちろんですが、実はそれ以上に大切なのが「二次カリエス(虫歯の再発)」のリスクや「金属アレルギー」の問題。
今回は、わたくし歯科医師の視点から、銀歯と白い詰め物の違いを徹底的に比較したいと思います。
あなたが10年、20年先まで自分の歯でおいしく食事をするためのヒントにしてください。

日本の保険診療で長く使われてきたのが「金銀パラジウム合金」、いわゆる銀歯です。
メリット
デメリット

「より美しく、より健康に」を求める方に選ばれるのが、セラミックやジルコニアといった陶器に近い素材です。
メリット
デメリット
それぞれの特徴を、患者様が重視するポイントごとに比較表にまとめました。
| 比較項目 | 銀歯(保険) | セラミック(自費) |
| 見た目 | 目立つ(金属色) | 非常に良い(天然歯に近い) |
| 耐久性 | 高い(割れにくい) | 高い(ジルコニアなら最強) |
| 虫歯再発率 | 高い(隙間ができやすい) | 非常に低い(密着する) |
| 金属アレルギー | あり | なし |
| 費用 | 数千円程度 | 数万円〜 |
| 10年後の生存率 | 50% | 90% |
【歯科医師の補足】
ここで言う「生存率」とは、素材そのものが壊れる期間ではなく、「その下の歯が再び虫歯にならずに保てる期間」を指します。
銀歯は素材自体は丈夫ですが、中が虫歯になって再治療が必要になるケースが非常に多いのが現実です。
「結局、どっちがいいの?」という問いに対し、私はいつも3つの基準でお話ししています。
① 「場所」で選ぶ
治療箇所によって、必要とされる強度は変わります。
大臼歯のような噛む力が強い箇所には、ジルコニアもしくは銀歯が第一選択となり、樹脂やセラミックはお勧めしません。
② 「健康の価値観」で選ぶ
「とりあえず今、安く治したい」という患者様であれば保険診療の銀歯。
ただし、先述したリスクについてはしっかり話をします。
「二度と同じ歯を削りたくない(歯を長持ちさせたい)」がご希望であれば、適合性の高く、
虫歯の再発リスクが低いセラミックやジルコニアを提案します。
なぜなら歯は削るたびに歯自体の寿命が縮まり、最終的には抜歯のリスクが高まるからです。
③ 「全身への影響」で選ぶ
金属アレルギーがある方や、これから妊娠を考えている方、健康意識の高い方は、メタルフリー(金属を使わない)治療が安心です。
口の中の金属が原因で原因不明の肌荒れが起きていたケースも、実は少なくありません。

銀歯にも「安くて丈夫」というメリットはありますが、歯科医学的な「歯の保存」という観点から見れば、
ジルコニアやセラミックでの白い詰め物の方が圧倒的にメリットが大きいと言えます。
しかし、最も大切なのは「どの素材を選ぶか」だけでなく、「選んだ素材をどう長持ちさせるか」です。
どんなに高価なセラミックを入れても、日々のブラッシングと歯科医院での定期検診(メンテナンス)を怠れば、
再び虫歯になってしまいます。
治療法の選択に迷ったら、ぜひ担当の歯科医師にこう聞いてみてください。
「先生が自分の歯だったら、どの素材で治療しますか?」
私たち歯科医師は、自分の歯であれば間違いなく「精密に適合し、再発リスクが低い素材」を選びます。
あなたの10年後、20年後の健康を考えたとき、後悔のない選択ができるようサポートしています。
医療法人社団天白会キャナルコート歯科クリニック イオン東雲院およびキャナルコート歯科クリニック キャナル東雲院では、土日祝も20時まで診療しており、駐車場も完備しています。
あなたの歯の健康をサポートいたします!
医療法人社団天白会
キャナルコート歯科クリニック イオン東雲
院長 大倉 康平

医療法人社団天白会
理事長
キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲
院長
歯学博士 山田健太郎 日本口腔インプラント学会 専門医
キャナルコート歯科クリニック
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