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こんにちは
今回のブログは日々の診療時に実際にあった出来事をご紹介するとともに、
小児歯科について、そして虫歯予防の大切さについてお伝えしたいと思います。
先日、2歳になるお子様が虫歯の治療でお越しになりました。
検査したところ、虫歯の数が5本あったことから、
担当した小児担当の歯科医師がお子様が泣いて動いてしまうと危険なため、
体を固定して治療にあたりました。
ところが、その光景を見ていたご両親がショックを受け、
「とても乱暴に治療された。もう少し思いやりを持って治療してあげられないのか」ということで、
苦情を言われてしまったことがありました。
おそらく今回対応した小児担当の歯科医師は、
2歳ではコミュニケーションを図って協力(お口を大きく開けて、顔を動かないように)を得られる年齢ではないことから、
虫歯を削る器具がお口の中で当たらないように、力も入れて固定していく必要があり、
それを力任せに乱暴に治療されたと思われてしまったのだと思います。
今回のように、お子様が歯科治療を受ける際に体を抑えつけられると聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは「抑制治療」と呼ばれ、あくまで最終手段として位置付けられており、現在では極力避ける方針が主流です。
抑制治療が行われるかどうかは、お子様の年齢や発達状況、治療の緊急性などを総合的に考慮して判断されます。
①急を要する治療が必要な時
重度のむし歯など、治療を先延ばしにすると健康に重大な影響を及ぼす可能性がある場合は、
最小限の時間で処置を終えるために抑制が検討されることがあります。
②リスクを避けるため
治療中に急に体を動かしてしまうと、器具で口の中を傷つけるリスクがあります。
どうしても動きを止めなければならない場合に限り、体を固定する方法が取られることもあります。
③トレーニングなどで慣らしていくことが厳しい年齢の場合
2~3歳のお子様では、説明しても治療の必要性を理解できません。
その際、やむを得ず治療を行う場合に抑制が用いられます。
今回はこの①②③全てが該当していました。
お子様の虫歯治療は、基本的に3歳前後から受けられるケースが多いです。
小さなお子様の場合、治療中にじっとして口をしっかりと開けることが難しく、
そのため3歳未満のお子様は対応が難しい場合があるのです。
一般的には4歳から5歳くらいになると、歯科医師の説明を理解できるようになるため、
治療がスムーズに進むことが期待されます。
また、早期から定期的に歯科医院を受診していれば、虫歯予防の大切さを学ぶ機会にもつながるでしょう。
特に下の前歯が生え始めた頃から定期的に歯科医院で検診を受けることで、
虫歯になっていたとしても早期に発見できます。
また、治療や予防処置を受けることができるため、お口の中を健康な状態に維持することが可能です。
1.おやつの時間をなるべく決めましょう~ダラダラ食べるのはやめましょうね。
虫歯は糖分を栄養に酸をつくり、歯を溶かしていく病気です。
そのため虫歯の栄養源になる糖分がお口の中に長い時間あると、虫歯になるリスクが高まってしまいます。
ジュースやアメなどの糖分の多いものは、お口の中に長い時間とどまってしまうので要注意。
おやつはダラダラと食べさせず、決まった時間になるべく与えるようにしましょう。
2.糖分の少ないおやつにしましょう。(特に3歳以下)
おやつ選びも大切なポイント。チョコレートやガムのような大量の糖分を含んだおやつは避け、
小分けの食事「おかず」「おにぎり」「野菜」等です。
歯科先進国スウェーデン発祥のデンタル予防サプリ「プロデンティス」もおすすめです。
プロデンティスは母乳に含まれている「L.ロイテリ菌」を配合したサプリで、
お口の中の細菌のバランスを正常化してくれます。
自然由来のサプリなので小さなお子様でも安心です。
3.食後の歯磨きの習慣を身につけましょう
食後やおやつの後は、できるだけ早く歯磨きをするようにしましょう。
お口の中にある食べカスは虫歯菌の大好物ですので、少しでもお口の中にある時間を減らすことが大切です。
外出先で歯磨きが難しい場合は、お茶や水でうがいをさせるだけでも効果的です。
4. フッ素を活用する
フッ素には、歯質を強化し、虫歯菌の働きを抑える効果があります。
定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けると、歯の再石灰化が促進され、虫歯の予防につながります。
また、近年はフッ素が配合された子ども用の歯みがき粉もあるため、ご家庭でのケアにも取り入れやすいです。
このように幼少期の時からしっかりケアをしておけば、お子様は大変な思いをする必要がありません。
そのためにもご家族の方の協力は不可欠です。
我々歯科医院もその手助けは惜しみませんので、
ご心配な親御さまは、是非とも歯科医院を受診されてはいかがでしょうか。
医療法人社団天白会キャナルコート歯科クリニックイオン東雲院およびキャナルコート歯科クリニックキャナル東雲院では、
土日祝も20時まで診療、駐車場も完備です。
お子様のお口の中の些細なトラブルや悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。
当院であなたの歯の健康をサポートいたします!
医療法人社団天白会
キャナルコート歯科クリニック イオン東雲
院長 大倉 康平
医療法人社団天白会
理事長
キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲
院長 歯学博士 山田健太郎
日本口腔インプラント学会 専門医
キャナルコート歯科クリニック
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