診療時間 月~日・祝9:00~13:30 / 15:00~20:00
「うちの子、歯が生えるのが周りの子より遅い気がする…」
「乳歯の下から大人の歯が見えてきたけれど、順番通り生え替わっているのかな?」
お子様のお口の成長を見守る中で、歯の生え方や生え替わりのタイミングについて不安や疑問を抱く保護者の方はとても多くいらっしゃいます。
歯の成長スピードや順番には個人差がありますが、おおよその目安や適切なケア方法を知っておくことで、慌てずに対応できるようになります。
今回のブログは、「乳歯の生える順番」と「永久歯へ生え替わる順番」、そして注意すべきトラブルや歯科医院を受診するタイミングについて、歯科医師の視点から詳しく解説します。
目次
乳歯は全部で20本生えてきます(上に10本、下に10本)。
一般的に生後6〜8ヶ月頃から生え始め、3歳前後で乳歯列が完成します。
乳歯が生える一般的な順番
最初に生えてくることが多いのが、下の中央にある2本の前歯です。離乳食が進む時期と重なります。
次に、上の中央の前歯が生えてきます。これで前歯が上下揃います。
中央の前歯の隣にある歯が生え、上下あわせて8本の前歯が揃います。
前歯の少し後ろにある、すりつぶすための奥歯が生えてきます。
前歯と奥歯の間の、少し尖った歯(いわゆる八重歯の位置)が生えてきます。
一番奥にある大きな乳歯が生え揃い、合計20本の乳歯が完成します。
歯が生える時期・順番には大きな「個人差」があります
ここで強調しておきたいのは、上記の時期や順番はあくまで一般的な目安だということです。
生後4ヶ月頃から歯が生え始める子もいれば、1歳を過ぎてからようやく1本目が生えてくる子もいます。
半年程度のズレは全く珍しいことではありません。
順番が多少前後しても、最終的に歯が生え揃い、かみ合わせに問題がなければ心配いらないケースがほとんどです。
乳歯が抜け、一生使う「永久歯」へと生え替わる時期は、6歳頃から12歳前後にかけての約6〜7年間です。
永久歯は親知らずを除いて全部で28本生えてきます。
永久歯が生え替わる一般的な順番
一番奥の乳歯のさらに奥に、最初の永久歯である「第一大臼歯(通称:6歳臼歯)」が生えてきます。
ほぼ同じ時期に、下の真ん中の前歯(中切歯)が抜け、永久歯へ生え替わります。
上の真ん中の前歯、続いてその隣の前歯(側切歯)が生え替わります。
乳歯の奥歯や犬歯が抜け、小臼歯や永久歯の犬歯へと順次生え替わっていきます。
この時期は上と下で順番が少し異なるのが特徴です。
6歳臼歯のさらに奥に、2番目の大きな奥歯が生えてきます。
これで親知らずを除く28本の永久歯列が完成します。
生え替わりの時期は、お口の中が目まぐるしく変化するため、様々な疑問やトラブルが発生しやすくなります。
よくあるご質問にお答えします。
疑問①:乳歯が抜けていないのに、後ろから永久歯が生えてきた(二重歯列)
前歯によく見られる現象です。
通常は永久歯が根っこを溶かしながら乳歯の真下から生えてきますが、少しズレた位置から生えてくると、
乳歯が抜けないまま永久歯が見えてしまうことがあります。
【対処法】
乳歯がグラグラ動いている場合は、自然に抜けるのを少し様子を見ても大丈夫です。
しかし、乳歯が全く動かない場合や、永久歯が大きく生え込んできている場合は、
永久歯の歯並びに影響が出る前に歯科医院で乳歯を抜歯することを勧めします。
疑問②:乳歯が抜けたのに、なかなか永久歯が生えてこない
歯が抜けてから半年前後経っても永久歯の頭が見えてこない場合、
以下の可能性が考えられます。
【対処法】
レントゲン撮影を行えば、歯茎の下に永久歯が待機しているかどうか、すぐに確認できます。
ご不安な場合は、抜けてから3〜4ヶ月以上変化がない段階でご相談してみてください。
疑問③:歯が生える順番が明らかに目安と違う
例えば、「前歯より先に奥歯が生えてきた」「右側は生えたのに左側がずっと生えてこない」といった場合です。
【対処法】
左右で半年以上の開きがある場合や、順番が大きく飛び越えている場合は、
歯の芽(歯胚)の位置や骨の状態を確認したほうが安心です。
乳歯から永久歯への生え替わり期は、実は「人生の中で最もむし歯リスクが高まる時期」でもあります。
大切な永久歯を一生健康に保つために、ご家庭で実践していただきたいケアをご紹介します。
① 生えたての永久歯(幼若永久歯)はフッ素塗布で強化する
生えたばかりの永久歯は、表面の構造が未完成で非常に柔らかく、酸に弱い状態です。
しかし見方を変えれば、「最もフッ素を取り込みやすい時期」でもあります。
歯科医院での定期的な高濃度フッ素塗布と、ご家庭でのフッ素入り歯みがき粉の使用を継続することで、
強い歯を育てることができます。
② 段差や隙間に合わせた「仕上げみがき」
歯が生え替わっている最中は、歯の高さがバラバラになり、歯並びに大きな段差ができます。
特に生えたての「6歳臼歯」は背が低く、手前の乳歯の影に隠れて歯ブラシが届きにくいため、
むし歯になりやすい代表格です。
これらを徹底し、歯の隙間や段差の汚れをピンポイントで落としましょう。
③ 歯並び(咬合)の定期チェック
永久歯が生え揃うまでの時期は、小児矯正(予防矯正)をスタートするのに最適なタイミングでもあります。
顎の成長を利用しながら歯並びを整えることで、将来的な本格矯正の負担を減らしたり、
抜歯を避けられたりするメリットがあります。
乳歯の生える時期も、永久歯へ生え替わる時期も、お子様の成長ペースによって様々です。
マニュアル通りの時期や順番でなくても、多くは心配のない「個性」の範囲内です。
しかし、中には早期のチェックや簡単な処置でお口の健全な発育をサポートできるケースも多く存在します。
キャナルコート歯科クリニックでは、お子様が楽しく通える雰囲気づくりと、成長に合わせた丁寧な予防歯科・定期検診を行っております。「うちの子の生え替わり、大丈夫かな?」と少しでも気になったら、
検診を兼ねていつでもお気軽にご相談ください。
お子様の健やかな笑顔と一生の歯の健康を、一緒に守っていけたらいいですね。
医療法人社団天白会キャナルコート歯科クリニックは、
お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。
インプラントについては随時無料相談を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。
土日祝も20時まで診療しており、駐車場も完備しています。
あなたの歯の健康をサポートいたします!
このブログの監修者
医療法人社団天白会
キャナルコート歯科クリニック
院長 大倉康平
理事長 歯学博士 山田健太郎 日本口腔インプラント学会 専門医
キャナルコート歯科クリニック
キャナルコート歯科クリニック