「虫歯があるけど、まだ痛くないから大丈夫」「昨日まで痛かったけど今日は痛くない」
そんなふうに思って放置していませんか？実は、虫歯は自覚症状がないまま静かに進行し、
気づいたときには神経の治療や抜歯が必要になることもあります。

今回は、虫歯の進行段階ごとの症状と放置によるリスクについて、詳しく解説します。
早期発見・早期治療の重要性を知ることで、歯を守る第一歩につながります。

虫歯の進行は5段階

それぞれの症状と影響

虫歯は、以下の5つのステージに分けて進行します

各ステージの詳細と放置リスク

C0：虫歯の一歩手前（初期脱灰）

• 症状：歯の表面に白濁が見られるが、穴は開いていない。
• 放置リスク：痛みがないため見逃されがち。フッ素や適切なブラッシングで改善可能だが、放置するとC1へ進行。

C1：エナメル質の虫歯

• 症状：歯の表面に小さな穴や黒ずみ。痛みはほぼなし。
• 放置リスク：象牙質に達すると痛みが出始める。早期治療なら削る範囲も最小限。

C2：象牙質まで進行

• 症状：冷たいものや甘いものがしみる。軽度の痛み。
• 放置リスク：象牙質は神経に近く、刺激に敏感。放置するとC3へ進行し、神経治療が必要になる。

 C3：歯髄（神経）まで進行

• 症状：ズキズキとした激痛。夜間に痛みが強くなることも。
• 放置リスク：神経が壊死すると痛みが一時的に消えるが、膿が溜まり顎骨炎や副鼻腔炎の原因に。

 C4：歯根・骨まで進行

• 症状：歯がほぼ崩壊。痛みがない場合もあるが、骨に炎症が広がると激痛。
• 放置リスク：抜歯が必要。細菌が血流に乗って心臓病や脳梗塞など全身疾患のリスクも。

⚠️虫歯を放置すると起こる全身への影響

• 口臭の悪化：細菌の繁殖により強い口臭が発生。
• 噛み合わせの崩壊：歯の欠損により咀嚼機能が低下。
• 顎関節症の誘発：片側噛みなどの癖が生じ、顎に負担。
• 細菌性疾患のリスク：虫歯菌が血流に乗り、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病悪化などのリスクが報告されています。

🛡️虫歯を進行させないための予防法

📘まとめ

虫歯は、痛みが出る前から静かに進行しています。
放置すればするほど治療は複雑になり、最悪の場合は歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。

「まだ痛くないから大丈夫」ではなく、痛みが出る前に治療することが最も効果的です。
定期的な検診と正しいセルフケアで、虫歯の進行を防ぎ、健康な口腔環境を守りましょう。

医療法人社団天白会キャナルコート歯科クリニックイオン東雲院およびキャナルコート歯科クリニックキャナル東雲院では、
土日祝も20時まで診療、駐車場も完備です。
虫歯は放置せず、早い段階でお気軽にご相談ください。

当院であなたの歯の健康をサポートいたします！

このブログの監修者

医療法人社団天白会

キャナルコート歯科クリニック　イオン東雲

院長　大倉　康平

 

 

医療法人社団天白会

理事長

キャナルコート歯科クリニック　キャナル東雲

院長　

歯学博士　山田健太郎　日本口腔インプラント学会 専門医