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歯列矯正というと、歯に矯正装置を取り付けた様子を思い浮かべる方が多いでしょう。
実は、歯列矯正の装置や方法にもいろいろな種類があることをご存知でしょうか?
ここでは主な歯列矯正の方法を3つご紹介します。
歯列矯正の方法として、もっとも一般的なのが「マルチブラケット装置」です。
これは、ブラケットと呼ばれる小さな装置を歯の表面に接着させ、ブラケットに通したワイヤーの力で歯を少しずつ動かして歯列を整える方法です。
マルチブラケット装置は、歯列矯正が必要なほぼすべての症例に対応できるのが特徴です。すべての永久歯が対象となり、永久歯が生えそろった12歳以上の人なら誰でも利用することができます。
現在の歯列矯正の主流となっているごく基本的な装置であるため、比較的治療費用を抑えられるのも利点です。
ただし、表側矯正の場合は目立ちやすい、ワイヤーやブラケットが邪魔になって歯みがきがしづらいため、むし歯などのリスクが高くなるなどといったデメリットもあります。
通常、マルチブラケット装置は、ブラケットもワイヤーも銀色の金属が使用されるため、矯正治療中に目立ちやすく、見た目が気になってしまうという方も少なくありませんでした。
しかし近年では、見た目に配慮して自然に見えるマルチブラケット装置も登場しています。
こうした審美性を重視したものを審美ワイヤーと呼びます。 審美ワイヤーは、矯正ワイヤーを白い樹脂でコーティングした、白いワイヤーを使用した矯正治療です。
ブラケット装置もセラミックやプラスチックを使用して小型化するなど、矯正治療中も装置が目立たず自然に見えるのがメリットです。
インプラント矯正は、矯正用の小さなインプラントをあごの骨に埋め込み、そこを支点としてワイヤーで歯を動かす治療法です。
ブラケットとワイヤーのみで治療する場合と異なり、支点が移動することがないため、効率よく歯を動かすことができます。歯列の移動が完了したら、矯正用インプラントは取り外すことになります。
効率良く歯を動かせるため、治療期間が短くなるのはインプラント矯正の大きなメリットです。
通常、矯正治療には約2~3年かかりますが、インプラント矯正の場合は期間を半分ほどに短縮できます。
ただし、インプラント矯正をおこなうには、インプラントを埋め込むための手術が必要となります。また、インプラントの周りは感染が起こりやすい、治療期間中にインプラントが外れる場合があるなどといった点には注意が必要です。
歯列矯正の方法を3つご紹介しました。
歯列矯正治療を受ける場合には、どのような方法があるのか、自分に適した方法はどんな方法なのかをよく歯科医とご相談なさることをおすすめします。
キャナルコート歯科クリニック
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